2009年12月23日
たああかい たあああかい。
昨日の妻の「小話」を書いていたら、昔、母がよく聞かせてくれたお気に入りの話を思い出した。
母が小学生の頃、近所にラジオの鉄塔があった。
母の故郷は、(そんなに市内からは離れていないけど)かつては田んぼが広がる農村だった。田んぼの中で、赤と白に塗り分けられた高い鉄塔は、とても目立っていただろう。
私も、子供の頃、鉄塔の先端に、編み笠みたいな形の金属がついていたのをうっすら憶えている。
さて、遠足かなにかで、母と友達は、その鉄塔に向かってどんどん歩いていた。
近づくにつれ、鉄塔もどんどん高くなっていく。
そこで、その友達は学校で習ったばかりの「俳句」を詠んだのだそうだ。
「たあかい たあかい てっとうだ」
そこで、母が、「それでは5,7,5になっていないから俳句じゃない」、と突っ込んだら、
「たああかい たああああかい てつとうだ」
とトンチで答えたらしい。
まあとにかく、母と友達はそんなバカ話をしつつ、鉄塔の先端を見上げながらどんどん近づいていった。
すると、友達は、そのまま上を向きすぎて、あおむけにコケてしまったという。
↑
ここ、笑いどころ!
この話、母に何回聞いたか忘れたが、この転ぶところを話すたびに、母がツボにはまって、笑ってしゃべれなくなっていた。
私たちは、その話もだけど、その母の姿がおかしくてみんなで笑っていたことを思い出す。
母が小学生の頃、近所にラジオの鉄塔があった。
母の故郷は、(そんなに市内からは離れていないけど)かつては田んぼが広がる農村だった。田んぼの中で、赤と白に塗り分けられた高い鉄塔は、とても目立っていただろう。
私も、子供の頃、鉄塔の先端に、編み笠みたいな形の金属がついていたのをうっすら憶えている。
さて、遠足かなにかで、母と友達は、その鉄塔に向かってどんどん歩いていた。
近づくにつれ、鉄塔もどんどん高くなっていく。
そこで、その友達は学校で習ったばかりの「俳句」を詠んだのだそうだ。
「たあかい たあかい てっとうだ」
そこで、母が、「それでは5,7,5になっていないから俳句じゃない」、と突っ込んだら、
「たああかい たああああかい てつとうだ」
とトンチで答えたらしい。
まあとにかく、母と友達はそんなバカ話をしつつ、鉄塔の先端を見上げながらどんどん近づいていった。
すると、友達は、そのまま上を向きすぎて、あおむけにコケてしまったという。
↑
ここ、笑いどころ!
この話、母に何回聞いたか忘れたが、この転ぶところを話すたびに、母がツボにはまって、笑ってしゃべれなくなっていた。
私たちは、その話もだけど、その母の姿がおかしくてみんなで笑っていたことを思い出す。