2011年07月20日
隠花ウイルス
以前、会社のパソコンにウイルスが見つかったことがある。
発見当初は何が起こるかと大騒ぎしたのだけれど、調べていくとどうもかなり毛色が変わったウイルスらしいことがわかってきた。
まず、ハードディスクの中の「とても深いところに潜んでいる」ので、通常のウイルス対策ソフトでは(見つかるのだが)退治出来ないのだという。
これに関しては、パソコンには全く暗い私は「ふーんそうですか、面倒なウイルスですね」という他ないのだけれど、もう一つの特徴ときたらこれだ。
「何も悪さをしない」。
これはどうか。普通、ウイルスといえば、こっそりパソコンに入り込んで、何か大きな迷惑をかけるもんじゃないのか。なんというのか、そういう悪意を持ったものがウイルスなんじゃないのか。
なのにこの、ウイルスにあるまじき引っ込み思案な感じときたら。
ハードディスクの奥底で、じっと何もせず潜んでいる。それでいて、チャンスを見つけるとすかさず自分を複製し、ハードディスクの奥底にまた潜む。
こうして、特に何もせず、ただ密かに広がり続けるだけのウイルスって、何なんだろう。
ウイルスというからには、作者がいるのだろう。
全然悪さをしないウイルスであっても作るのは悪いことなのだろうけど、いったいどんな動機でこのウイルスを作ったのか、この作者に聞いてみたい気がした。
ひょっとしたら、隠花植物みたいな、密やかな『いきもの』に命を与えるということが楽しかったのだろうか。
発見当初は何が起こるかと大騒ぎしたのだけれど、調べていくとどうもかなり毛色が変わったウイルスらしいことがわかってきた。
まず、ハードディスクの中の「とても深いところに潜んでいる」ので、通常のウイルス対策ソフトでは(見つかるのだが)退治出来ないのだという。
これに関しては、パソコンには全く暗い私は「ふーんそうですか、面倒なウイルスですね」という他ないのだけれど、もう一つの特徴ときたらこれだ。
「何も悪さをしない」。
これはどうか。普通、ウイルスといえば、こっそりパソコンに入り込んで、何か大きな迷惑をかけるもんじゃないのか。なんというのか、そういう悪意を持ったものがウイルスなんじゃないのか。
なのにこの、ウイルスにあるまじき引っ込み思案な感じときたら。
ハードディスクの奥底で、じっと何もせず潜んでいる。それでいて、チャンスを見つけるとすかさず自分を複製し、ハードディスクの奥底にまた潜む。
こうして、特に何もせず、ただ密かに広がり続けるだけのウイルスって、何なんだろう。
ウイルスというからには、作者がいるのだろう。
全然悪さをしないウイルスであっても作るのは悪いことなのだろうけど、いったいどんな動機でこのウイルスを作ったのか、この作者に聞いてみたい気がした。
ひょっとしたら、隠花植物みたいな、密やかな『いきもの』に命を与えるということが楽しかったのだろうか。
2011年06月24日
ピラミッド


しばらく出張なので、そもそも静岡の話ができない。
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というわけで、先日撮った写真を。
もらっちゃ王の発案で、父が作った帽子。というか、本当は仮面ライダーのドリルらしいのだが、もう、なんでもありになっちゃっているのがもらっちゃ王らしい。
2011年06月13日
2011年06月11日
2011年06月10日
2011年02月23日
はるがきた
新一年生の雑誌のオマケで、めざまし時計を手に入れたもらっちゃ王(6歳男子)。
おもちゃといえど、最近のオマケはすごくて、とても「子供だまし」なんて言えるものではない。時計とは別にキーボードが付属していて、キーボードから赤外線通信で時計の目覚まし機能などが操作できてしまう。簡単なひらがなの読み上げ機能があって、もらっちゃ王の名前を呼んでくれたり、20曲以上の曲が入っていて、好きな曲を選ぶと、それを時計が再生したり。
すごい。。。
今日はその時計で遊んでいたもらっちゃ王。はしゃぎながら時計の「春がきた」の歌に合わせて大声で、
はるがきた
はるがきた
どこにきた
あきもきた
ふゆもきた
ここにきた
聞いていて思わず噴き出してしまった。
あとは夏が来れば四季が勢ぞろいじゃないか。
正しい歌詞は、小学校に行ったら習えるかもね、もらっちゃ王。
おもちゃといえど、最近のオマケはすごくて、とても「子供だまし」なんて言えるものではない。時計とは別にキーボードが付属していて、キーボードから赤外線通信で時計の目覚まし機能などが操作できてしまう。簡単なひらがなの読み上げ機能があって、もらっちゃ王の名前を呼んでくれたり、20曲以上の曲が入っていて、好きな曲を選ぶと、それを時計が再生したり。
すごい。。。
今日はその時計で遊んでいたもらっちゃ王。はしゃぎながら時計の「春がきた」の歌に合わせて大声で、
はるがきた
はるがきた
どこにきた
あきもきた
ふゆもきた
ここにきた
聞いていて思わず噴き出してしまった。
あとは夏が来れば四季が勢ぞろいじゃないか。
正しい歌詞は、小学校に行ったら習えるかもね、もらっちゃ王。
2011年01月25日
わからない、って答えたもん。
この寒いのに、毎日砂だらけになって、毎日幼稚園で着替えをしているもらっちゃ王(6歳男子)。
今日はおかあさんに「なんで毎日砂だらけになるの?」と叱られて、半べそをかいていた。
今日、もらっちゃ王と一緒にお風呂に入ったので聞いてみた。
「なんで砂でよごれるの?」
も「もうお母さんに答えたもん」
「え、何て答えたの?」
も「わからない、って答えたもん。」
うーん、答える、と、答えない、の間には、深くて暗い川が流れているね、もらっちゃ王。
今日はおかあさんに「なんで毎日砂だらけになるの?」と叱られて、半べそをかいていた。
今日、もらっちゃ王と一緒にお風呂に入ったので聞いてみた。
「なんで砂でよごれるの?」
も「もうお母さんに答えたもん」
「え、何て答えたの?」
も「わからない、って答えたもん。」
うーん、答える、と、答えない、の間には、深くて暗い川が流れているね、もらっちゃ王。
2011年01月05日
うっぷるい

お正月のお雑煮用に、実家の出雲から送ってくれた十六島(うっぷるい)の生海苔。
島根県出雲市の海辺の地名なのだが、日本語ではないみたい。アイヌか、朝鮮半島由来の言葉?
それはさておき、十六島は昔から岩海苔の名産地。「かもじ」、つまり髪の毛を結う時に添える毛、という別名があるほど、細くてツヤがあり、目の揃った海苔だ。板状になった海苔が、お湯に入れると次第にほぐれて行く。

写真は、お雑煮の余りの海苔にちょっと醤油とお湯をかけてお吸い物にした。潮の香りがたっぷり。
2011年01月03日
2011年01月02日
顔、合作
今日も今日とてエネルギーを
持て余し気味の姫(小4女子)ともらっちゃ王(6歳男子)。
姫が去年の誕生プレゼントにもらったデジカメを手に、近所のパトロールに出かけてきた。
写真は、撮影姫、監督もらっちゃ王。近所の景色から、顔を見つけ出してきた。デジカメの画面を接写したので、見にくいところはご勘弁。

こっちは、なんだか、双子の猫みたいね。アジア系の子供にも見えるなあ。

そしてこちらは、クモの顔、だって。クモは目が沢山あるからだそうだが、父にはもらっちゃ王の意図がわからない。
2010年11月05日
見所いろいろ
静岡県立美術館、ロダン館の『ナポリの漁師の少年』。

私の目を奪ったのは、あまりにもずるそうなこの目つき。

もらっちゃ王(6歳男子)が目を惹かれたのは足の親指。
「こんなに曲げて、痛くないのかな」

こっちのほうが見やすいかな?

この指の曲げ方はナイでしょう。

私の目を奪ったのは、あまりにもずるそうなこの目つき。

もらっちゃ王(6歳男子)が目を惹かれたのは足の親指。
「こんなに曲げて、痛くないのかな」

こっちのほうが見やすいかな?

この指の曲げ方はナイでしょう。
2010年10月29日
2010年10月22日
なぽれおん
もらっちゃ王(6歳男子)。
父の帽子を変なかぶり方をして遊んでいるうちに飽きて、でも飽きたのに脱ぐのを忘れて、頭の上にそのままのっけてパンを選んでいるの図。

かわいそうなぐらい、似合っている。
父の帽子を変なかぶり方をして遊んでいるうちに飽きて、でも飽きたのに脱ぐのを忘れて、頭の上にそのままのっけてパンを選んでいるの図。

かわいそうなぐらい、似合っている。
2010年10月16日
アヒルのしっぽ
ポマードでバッチリ固めた粋な髪型は、後頭部がアヒルの尻尾みたいになることから、ダックテイルと呼ぶこともあるらしいのだけど。

もらっちゃ王(6歳男子)、これはどう好意的に見てもただの寝癖である。
実は、父もネグセは激しくて、しかも直す気があんまりないのでよく皆様から指摘を受けることがある。もらっちゃ王、変なところは似ないでくれ!

もらっちゃ王(6歳男子)、これはどう好意的に見てもただの寝癖である。
実は、父もネグセは激しくて、しかも直す気があんまりないのでよく皆様から指摘を受けることがある。もらっちゃ王、変なところは似ないでくれ!
2010年10月11日
自転車爆走族
夕ご飯後、もらっちゃ王(6歳男子)がトイレに一人こもって絶賛盛り上がり中。声だけが聞こえる。
「あれ、シートベルトがなーい!」
「今ヘリコプターから牛肉が落ちてきます」
(ドタドタドタ。)
おーいもらっちゃ王、密室で一体何をしてるんだ?
なんてひと騒ぎがあって、もらっちゃ王の今日の寝る前の一言。
「今日はだいぶ自転車に乗ったから、自転車も疲れたと思うよ」

ああそうだ、昨日買ってもらったヘルメットが嬉しくて、もらっちゃ王は今日は一日自転車で走り回っていたのだった。
ーで、もらっちゃ王は疲れなかったの?
「全然。だからぁ、そのかわりにぃ、自転車が疲れたの!」
ー?
追いかけて、こっちは疲れたよ。
このエネルギーはどこから出てくるんだろうか。
「あれ、シートベルトがなーい!」
「今ヘリコプターから牛肉が落ちてきます」
(ドタドタドタ。)
おーいもらっちゃ王、密室で一体何をしてるんだ?
なんてひと騒ぎがあって、もらっちゃ王の今日の寝る前の一言。
「今日はだいぶ自転車に乗ったから、自転車も疲れたと思うよ」

ああそうだ、昨日買ってもらったヘルメットが嬉しくて、もらっちゃ王は今日は一日自転車で走り回っていたのだった。
ーで、もらっちゃ王は疲れなかったの?
「全然。だからぁ、そのかわりにぃ、自転車が疲れたの!」
ー?
追いかけて、こっちは疲れたよ。
このエネルギーはどこから出てくるんだろうか。
2010年10月09日
2010年09月23日
逢魔が刻
静岡って、時々不思議にクオリティの高いものを扱うお店がある。今日は、もう何年前になるのか忘れたけれど忘れられない(←どっちだよ!)とあるお店のことを書いてみよう。
今日はそれを誉めるという趣旨のお話ではないので、特に店名は秘しておこう。
さて、たぶん10年ほど前。とある服屋さんがあった。
初回に訪ねたとき、値段も品質もかなり振り切れて高めな感じで、「へえ、静岡にこんなお店があるんだ」と感心して、気になっていた。そしてやや時間をおいて、2回目。さくっと店内を回っていたら、いきなりお店の人に話しかけられた。
「今あなたが着ているのは○のジーンズと○のコートですよね。そして○の靴。いや、申し訳ないけど、バランス、悪いですね。○はカジュアルで、○はモードのブランドじゃないですか」
いきなりの攻撃。服屋で店員さんに服を面罵されたのは初めてだった。
しかし、靴はともかく、ジーンズとかコートは、ブランドが分かりにくいものを選んで着ているつもりだったので、このヒト、よく見てるな、よっぽど服が好きなんだなあ、と感心もした。で、本当に驚いたので、よせばいいのに少し話をしてみる気になったのだった。
案の定、服についてのうんちくは山ほど出てくる。お店の自慢やブランドの伝説話は話半分にしても、服にまつわる職人話はそれなりに面白かったりもした。でも、そういう前ふりのあと、しつこく勧められたのがアスコットタイをポイントにしたスーツのセットアップ。
アスコットタイといえば、ほら、外国の貴族がシャツのボタンを多めに外して、シルクかなんかのスカーフを首にまいている、あれ。
はいはい、ここ笑うところですよ。
私の普段の異常にカジュアルすぎる恰好を知っていれば(そしてその時もまさにそういう恰好だったのだが)店の人が私に、「ちょっと決めすぎる、ってかっこよさもあるんですよ。お客さんも、そろそろこういう方向に挑戦して見られてはいかがでしょうか」と真顔で勧めている風景は限りなくコントに近かったことがわかっていただけると思う。
私は、好きなものを身につけるのは好きだけど、「○○風」とか、頑張った着こなしとか、、、、そういう方向の着方は心底かっこわるいなあ、と思ってしまうタイプ。
なので返答に困って、「いや、それは僕の芸風と違うんで。。。。でも、これいい靴ですね」と、靴に話をそらしたのが運のつき。店員さん、店にたまたまいたお客さんをいきなり大声で呼んだ。
「○○ちゃん、ちょっとちょっと。今日○○の靴履いてる?OK、OK!ちょっと来てさ、このお客さんにその靴を見せてあげてよ。ほら、1年はきこむとこんなになるんですよ。○○ちゃん、靴の育て方、ずいぶんうまくなったじゃない」
こう誉められて、お客の○○さんもまんざらでもない顔をしていたので、なんかちょっとつきあっていられない気になって、適当に流してお店を出てきた。
すごい品物が置いてある、これは確か。自分の専門分野について好きだし詳しいこともホントだろう。目も効くし情熱もある。
しかし、この店で何かを買ったことがかっこ悪く思える服屋さんってのはナシだと思うんだけどなあ。
けっこう気を遣って書いては見たが、このお店、そもそももう消えているかもしれないけど。
・・・いやいや。しかし、ああいう店を客が支えて生きながらえることが、一つの「しぞーか的」なことだとも思うのだ。
服に限らないが、静岡ではこうした「こだわりの店」がなぜだか強いような…。
こういうところに静岡人の気質を分析する大きなカギが潜んでいるような気もするのだ。
今日はそれを誉めるという趣旨のお話ではないので、特に店名は秘しておこう。
さて、たぶん10年ほど前。とある服屋さんがあった。
初回に訪ねたとき、値段も品質もかなり振り切れて高めな感じで、「へえ、静岡にこんなお店があるんだ」と感心して、気になっていた。そしてやや時間をおいて、2回目。さくっと店内を回っていたら、いきなりお店の人に話しかけられた。
「今あなたが着ているのは○のジーンズと○のコートですよね。そして○の靴。いや、申し訳ないけど、バランス、悪いですね。○はカジュアルで、○はモードのブランドじゃないですか」
いきなりの攻撃。服屋で店員さんに服を面罵されたのは初めてだった。
しかし、靴はともかく、ジーンズとかコートは、ブランドが分かりにくいものを選んで着ているつもりだったので、このヒト、よく見てるな、よっぽど服が好きなんだなあ、と感心もした。で、本当に驚いたので、よせばいいのに少し話をしてみる気になったのだった。
案の定、服についてのうんちくは山ほど出てくる。お店の自慢やブランドの伝説話は話半分にしても、服にまつわる職人話はそれなりに面白かったりもした。でも、そういう前ふりのあと、しつこく勧められたのがアスコットタイをポイントにしたスーツのセットアップ。
アスコットタイといえば、ほら、外国の貴族がシャツのボタンを多めに外して、シルクかなんかのスカーフを首にまいている、あれ。
はいはい、ここ笑うところですよ。
私の普段の異常にカジュアルすぎる恰好を知っていれば(そしてその時もまさにそういう恰好だったのだが)店の人が私に、「ちょっと決めすぎる、ってかっこよさもあるんですよ。お客さんも、そろそろこういう方向に挑戦して見られてはいかがでしょうか」と真顔で勧めている風景は限りなくコントに近かったことがわかっていただけると思う。
私は、好きなものを身につけるのは好きだけど、「○○風」とか、頑張った着こなしとか、、、、そういう方向の着方は心底かっこわるいなあ、と思ってしまうタイプ。
なので返答に困って、「いや、それは僕の芸風と違うんで。。。。でも、これいい靴ですね」と、靴に話をそらしたのが運のつき。店員さん、店にたまたまいたお客さんをいきなり大声で呼んだ。
「○○ちゃん、ちょっとちょっと。今日○○の靴履いてる?OK、OK!ちょっと来てさ、このお客さんにその靴を見せてあげてよ。ほら、1年はきこむとこんなになるんですよ。○○ちゃん、靴の育て方、ずいぶんうまくなったじゃない」
こう誉められて、お客の○○さんもまんざらでもない顔をしていたので、なんかちょっとつきあっていられない気になって、適当に流してお店を出てきた。
すごい品物が置いてある、これは確か。自分の専門分野について好きだし詳しいこともホントだろう。目も効くし情熱もある。
しかし、この店で何かを買ったことがかっこ悪く思える服屋さんってのはナシだと思うんだけどなあ。
けっこう気を遣って書いては見たが、このお店、そもそももう消えているかもしれないけど。
・・・いやいや。しかし、ああいう店を客が支えて生きながらえることが、一つの「しぞーか的」なことだとも思うのだ。
服に限らないが、静岡ではこうした「こだわりの店」がなぜだか強いような…。
こういうところに静岡人の気質を分析する大きなカギが潜んでいるような気もするのだ。
2010年09月20日
ワールドミュージック!
今日は、もらっちゃ王(6歳男子)と、姫(小4女子)とともに、七間町のワールドミュ^ジックバザールに行ってきた。

外国の音楽だし、と思った割には二人の食いつきもよくて、「お父さん、お酒飲みたかったら行ってきて」と、二人は音楽鑑賞。

とりあえずブラジル屋台の串焼肉と、ミャンマー風チャーハン(?)を買ったら、二人は飽きたようで適当に料理も食べたりして、まあ楽しんでいる様子。
じゃあ帰るか、となったところで、なぜか大道芸に二人は捕まってしまい、しばし鑑賞。
帰りに見かけた自動販売機にもらっちゃ王は大反応。昨日見た、仮面ライダーオーズでも自動販売機が大活躍するせいもあるのだろうけど、、、、

「これって、お金が買えるの???」
それならお父さんが素通りするわけ無いでしょ、もらっちゃ王。

外国の音楽だし、と思った割には二人の食いつきもよくて、「お父さん、お酒飲みたかったら行ってきて」と、二人は音楽鑑賞。

とりあえずブラジル屋台の串焼肉と、ミャンマー風チャーハン(?)を買ったら、二人は飽きたようで適当に料理も食べたりして、まあ楽しんでいる様子。
じゃあ帰るか、となったところで、なぜか大道芸に二人は捕まってしまい、しばし鑑賞。
帰りに見かけた自動販売機にもらっちゃ王は大反応。昨日見た、仮面ライダーオーズでも自動販売機が大活躍するせいもあるのだろうけど、、、、

「これって、お金が買えるの???」
それならお父さんが素通りするわけ無いでしょ、もらっちゃ王。
2010年08月19日
暑さでボー

父「二十歳からだよ。」
もらっちゃ王(6歳男子)「ふーん。お父さんって何歳?」
父「◯十◯歳。」
も「ああ、だからお父さんはとっくの昔に吸いおわってんだね!」
(うちは誰も吸わないので。)
なんて会話をしつつ、今日も猛暑。日々暑くて、ついになつかしの天花粉を取り出した。
天花粉って、名前の響きもいいし、何よりサラサラになるので湿度が高い時はとても快適になる。
今日の風呂上がりのもらっちゃ王、上から下まで真っ白にしてやった。
2010年08月09日
夏休みの子供
静岡市立美術館へ、矢野顕子のコンサートに行ってきた。
いろいろ言いたい気もするけど、言葉を尽くしたから伝わるものでもないような気もする。でもとにかく、矢野さんの表現者としての素晴らしさに圧倒された2時間だった。
まず何より、ピアノのドライブ感。低音でごりごりビートを刻んだり、コロコロとメロディーを歌ったり。
MCのときもずっとピアノを弾いているのだけれど、これがアドリブのはずなのに「矢野的」というしかない独特の和音展開で、『若いこだま』(矢野さんは、NHKのAM(!)で音楽番組を持っていたのだ。今調べたら1978年だって!)でピアノを弾きながら話していたのを思い出して思わずにやりとした。
でも、今日初めて矢野さんの演奏をライブを聞いて本当に驚いたのは、歌う曲の歌詞の一言一言が、実に見事にこちらのアタマの中にしみわたっていくこと。情景や、登場人物の感情までがスコンと伝わってくるのだ。
コンサートの冒頭は、季節柄夏のうた。
「Children In The Summer」「夏が終わる」「夏なんです」と、たたみかけるように。
一曲めの"Children In The Summer"(夏休みの子供)はもともとすごく好きな曲だった。
歌の季節は、まさに夏の真っ只中。夏休み、子供は思いっきり遊ぶ、思いっきり寝る。そして、いとこたちが遊びに来て、夏の終わりの別れに思いっきり泣く。
そんなふうに無防備にまっすぐに毎日を暮らしている子供の歌を聞いて、ちょっと涙があふれそうになった。これって、もらっちゃ王(6歳男子)そのものじゃないか。
今調べてみたら、この歌を初めて聴いたときはまだ子供がいなかったころ。だから、当時は自分の子供時代を振り返る曲だと思って聞いていたけど、ウン十年経った今日聞いているときはずーっともらっちゃ王の顔ばかり浮かんでいた。
曲は永遠だけど、こっちは歳取るんだよなあ。
このあとも、「いい子だね」という曲で、電車の連結部分の鉄板の上に叱られながらも立たずにいられない子供が登場した。横にいた妻が、終わった後でこっそり「これ、もらっちゃ王の歌だね」と言って笑っていた。
さて、そんなふうに久しぶりにコンサートを堪能したら、妻の携帯に留守電が入っている。「もらっちゃ王が、おなかがすいたって留守電入れてる」。
家には殿(高1女子。殿だけど女子)がいて、ごはんはまかせてあったはずだったので、急いで電話してみると、もらっちゃ王は号泣して話にならない。とるものもとりあえず急いで家に帰ると、もう足をバタバタさせて泣き喚いて、なんだかとってもすごいことになっていた。
もらっちゃ王、昨日は近くの友達の家に「いえで」という名の外泊をしてたのだけど、夜は興奮して眠れなかったので、今日は疲れの限界だったよう。とりあえず一緒におふろに入ったら機嫌は直ったけれど、コンサートを終えて私たちが帰るまでは、わめいたりして殿や姫(小4女子)に迷惑かけまくりで大変だったようである。
実は妻二人でコンサートに行くのなんて子供が生まれて以来なので、かれこれウン十年ぶり。だけど、やっぱりもらっちゃ王を考えるとちょっと早かったかなあ。
今、もらっちゃ王は、まさに「夏の子供」として全力で泣いたり笑ったりの毎日。こちとら、忙しい限りである。
いろいろ言いたい気もするけど、言葉を尽くしたから伝わるものでもないような気もする。でもとにかく、矢野さんの表現者としての素晴らしさに圧倒された2時間だった。
まず何より、ピアノのドライブ感。低音でごりごりビートを刻んだり、コロコロとメロディーを歌ったり。
MCのときもずっとピアノを弾いているのだけれど、これがアドリブのはずなのに「矢野的」というしかない独特の和音展開で、『若いこだま』(矢野さんは、NHKのAM(!)で音楽番組を持っていたのだ。今調べたら1978年だって!)でピアノを弾きながら話していたのを思い出して思わずにやりとした。
でも、今日初めて矢野さんの演奏をライブを聞いて本当に驚いたのは、歌う曲の歌詞の一言一言が、実に見事にこちらのアタマの中にしみわたっていくこと。情景や、登場人物の感情までがスコンと伝わってくるのだ。
コンサートの冒頭は、季節柄夏のうた。
「Children In The Summer」「夏が終わる」「夏なんです」と、たたみかけるように。
一曲めの"Children In The Summer"(夏休みの子供)はもともとすごく好きな曲だった。
歌の季節は、まさに夏の真っ只中。夏休み、子供は思いっきり遊ぶ、思いっきり寝る。そして、いとこたちが遊びに来て、夏の終わりの別れに思いっきり泣く。
そんなふうに無防備にまっすぐに毎日を暮らしている子供の歌を聞いて、ちょっと涙があふれそうになった。これって、もらっちゃ王(6歳男子)そのものじゃないか。
今調べてみたら、この歌を初めて聴いたときはまだ子供がいなかったころ。だから、当時は自分の子供時代を振り返る曲だと思って聞いていたけど、ウン十年経った今日聞いているときはずーっともらっちゃ王の顔ばかり浮かんでいた。
曲は永遠だけど、こっちは歳取るんだよなあ。
このあとも、「いい子だね」という曲で、電車の連結部分の鉄板の上に叱られながらも立たずにいられない子供が登場した。横にいた妻が、終わった後でこっそり「これ、もらっちゃ王の歌だね」と言って笑っていた。
さて、そんなふうに久しぶりにコンサートを堪能したら、妻の携帯に留守電が入っている。「もらっちゃ王が、おなかがすいたって留守電入れてる」。
家には殿(高1女子。殿だけど女子)がいて、ごはんはまかせてあったはずだったので、急いで電話してみると、もらっちゃ王は号泣して話にならない。とるものもとりあえず急いで家に帰ると、もう足をバタバタさせて泣き喚いて、なんだかとってもすごいことになっていた。
もらっちゃ王、昨日は近くの友達の家に「いえで」という名の外泊をしてたのだけど、夜は興奮して眠れなかったので、今日は疲れの限界だったよう。とりあえず一緒におふろに入ったら機嫌は直ったけれど、コンサートを終えて私たちが帰るまでは、わめいたりして殿や姫(小4女子)に迷惑かけまくりで大変だったようである。
実は妻二人でコンサートに行くのなんて子供が生まれて以来なので、かれこれウン十年ぶり。だけど、やっぱりもらっちゃ王を考えるとちょっと早かったかなあ。
今、もらっちゃ王は、まさに「夏の子供」として全力で泣いたり笑ったりの毎日。こちとら、忙しい限りである。