2009年05月02日

映画街が消える?

新聞を読んでいたら、こんなショッキングな記事を目にした。

要は、、、、

★2011年、新静岡センター跡地に、静活がシネコンを作る。
★規模は10スクリーン2000席。
★シネコン開業後、静活が運営する4映画館、9スクリーンをどうするかは白紙。


静活は「存続は白紙」、と言ってはいるものの、現在の映画館を残した上で、
さらに10スクリーンの映画館を立ち上げるというのは、現実的な選択肢ではない。
拠点を新静岡に移す、ということは、もう社としての決定事項だとおもわれる。

映画街への郷愁がある人は、相当ショックなニュースだと思う。
また、同業他社も、街の求心力がうせれば、さらに客減少につながりかねない。
そして、日本でも数少なくなった映画街を売り物に、「シネマどおり」として
がんばっている七間町商店街にとっても。。。。


ただ、現状、映画館の入りが危機的であることも明らか。
1000円のサービスデーでさえ、席はガラガラ。
映画館も仕事なのだから、これでは辛い。

だから、映画館に行かなくなった私たちにも責任はある。


しかし。
七間町は、映画館があるから、あれだけの距離の商店街に人が通る、とも言えるわけで。
もし新静岡にシネコンが出来てしまえば、人はそこで用をすませてしまい、
七間町まで足を延ばすことはないかもしれない。

確実に、人の動きが変わり、街の風景が変わる。


そして、七間町に残された、他の映画館が持ちこたえてくれなければ、
静岡市のスクリーン数が、先細りになっていく。

マイナーな映画を上映する余裕が、どんどんなくなって、
清水と全く同じ映画が静岡にもかかる、という金太郎飴状態になる。
(清水のシネコンは9スクリーン約2000席)


暗闇でドッキリ、を体験しに、七間町へ行きませんか。




  


Posted by しぞーか式。 at 23:11Comments(1)しぞーかで考える