2009年10月05日

実りの秋です



近くの田んぼで、収穫があるというので家族で遊びに行った。

田んぼ、と言ってもほんとうに小さな区画。しかも、行ったのが遅かったのか、ほとんど収穫は終わっていた。



のこされたわずかな稲に、いろんな生き物が集まってくる。
カエルや、小さい虫や、




こんな大きなバッタ。



今となっては珍しいのかもしれないが、こんなふうに木を組んで、稲を乾燥させる。このスタイル、伊豆などでもごく普通に見るものだが、地域によって形はずいぶん違う。

私の実家、出雲市の農家では、ハデバといって、2,3メートルの高さに竹を組んで乾燥する場所を作っていた。今ブログで検索して見たら、


http://www.sakemochida.jp/184.html

そうそう、まさにこの写真の感じ。こんな感じで、ぎっしり上の段まで、稲を置いて干していくのだった。

母方の実家が農家だったので、この「はでば」に稲をあげて乾かす作業をしている時に、おおきなヤカンを持っていって、道端でみんなでお茶とおにぎりを食べたことを思い出した。



なんというかな。
子供をこういうところに連れて行ったからといって、それが直接、自然の大切さを知ったり、食べ物の大切さに気づいたり、ということは実は期待していない。

でも、こういうワラの香りや、バッタが足に止まって恐くて動けなかったことや、そういう思い出が、大人になってどういう形で残るのか、すごく興味がある。

自分があのお茶入りヤカンを忘れられないように。
  
タグ :稲刈り


Posted by しぞーか式。 at 22:50Comments(2)しぞーかに暮らす