2010年03月21日

唐辛子で国境越え

静鉄ストアで辛み調味料をさがしていたら、その名も「デスソース」というのを見つけた。

ボトルの形はなんとなくタバスコ似。でも、デカデカとドクロがあしらわれたラベルが、危険なほどの辛さをアピール。
辛さ別に四本セットで、結構いい値段はしたんだけど、いつも棚に並んでいるし、静鉄ストアの定番っぽい感じがしたのでそんなに外れはないだろうと、挑戦してみることにした。
それぞれ、『アフターデスソース(死後のソース)』とかいって、律儀に不吉な名前がついている。
そしてオマケは骸骨のキーホルダー。ちなみに、これはもらっちゃ王と一個ずつもらった。

タバスコもそうだけど、こういう辛い系の調味料は、メキシコとかコスタリカとか、異境のイメージをまとっている。それも、なんとなくだけど国境の南な感じ。

とりあえず、一番辛いのは後回しにして、二番目に辛いのから挑戦。お皿に一滴だけ滴らして、ちょっと味見すると…
辛いよ、これ。舌にびりびり来るし、食べると
顔が熱くなって、鼻水がどんどん出てきて止まらなくなる感じ。期待通りの、いや期待以上の辛さだった。
まだ一番辛いボトルは開けていなくて、これもいつかは味見をするんだろうけど、きっと最後まで使いきれない予感がするなあ。かなりキケンな調味料である。

そう思うと、ハイソで高級イメージがある静鉄ストアに、こんな荒馬みたいな調味料が並んでいること自体、かなりにすごいことのような気がしてきた。


話は変わるが…。

私はここのところ、なんでこんなに辛いものが食べたいんだろう。
辛いのを求める気持ちって、辛いものを食べた後のフィジカルな体の変化も楽しんでいる気がする。
舌はヒリヒリ、体はポカポカ。頭が辛さでぼーっとする感じ。ひょっとしたら脳内にはドーパミンとか出まくっているのかも知れないな。いい音楽を聞いた時の反応とそっくりだなあ。

ということは、ここんところの私は、そういうふうに気分を変えて、大げさにいえば世界が違って見えるクスリが欲しくて辛い食べ物を食べまくっていたのだろうか。

そうか。そうすると、
辛さを求める気持ちって、やっぱり究極にはここではないどこかへの越境願望なのかもしれないな。


  


Posted by しぞーか式。 at 22:58Comments(0)