2009年06月17日
大丈夫?

週末。
長男(4歳、以降「もらっちゃ王」)と、おマチにお茶をしにいった。伝馬町のタリーズ。

そうしたら、店の前に、背中あわせで座り込む女二人。
もらっちゃ王は、かなりビビっている。
。。。。。。でも、顔を覗き込みながら話しかけてる。。。。。
もらっちゃ王「大丈夫?どうした?」

もらっちゃ王、さわっている。
もらっちゃ王「人形だったよ。なんで?なんで?」
近くには作品プレートもないので、すごくわかりにくいけど、これ、現代アート。
今、静岡のCCC(静岡市クリエーター支援センター)でやっている展覧会、マーク・ジェンキンス展の、いわば出張展示だ。
ほんとはこういうふうに書くとネタバレなんだけど、6月5日からやっているので、見る人はもう見てるかな、と思って、思い切ってご報告。
街中にこういう人形をおくという、、、、これは、なんて呼べばいいのかな、インスタレーション?
これは作品だ、と解っていて鑑賞する、という作品ではない。
自分で街角で見つけて、素でドッキリするというのがミソなわけで。
CCCの会場や、タリーズのほかにも「ある場所」で展示していて、これもドッキリすること間違いなし。
(「ある場所」での展示は今はお休み中で、19日から再開予定。)
たぶん、このアートを無理矢理に理屈付ければ、ホームレスなど「都市の中で無視されている人」を、再び見えるようにするための仕掛け、ということになるんだろうか。
でも、そんな理屈より、すごく「死」の気配を感じるので、見ていてあんまり気持ちが良いものではない。
日本一温暖なしぞーかを訪れた、極めつけのバッドテイスト。
これに、「大丈夫?」と声をかけた息子も、なかなかのヤツではある。