2013年05月17日
ムエタイに巻き込まれる
さて、そんなわけでムエタイですよ。
私は超スポーツ音痴で、当然ムエタイも全く知らないし、関心もありませんでした。
とはいえ、せっかくタイに来たんだから、見ないとねえ。
お約束の夕方のスコール、3日目は歩道橋の上でやりすごしました。
写真ではよくわからないと思いますが、かなり降ってます。
というわけで、雨がやんだころにムエタイの競技場に行きました。
まだ試合も前半だったので、そんなに人が入っていない会場です。
ちなみに、タイ語で書いてある窓口と、英語で書いてある窓口とあって、タイ語の方がずいぶん安いという話も後で聞きましたが、まあそれはツーリストプライスということで、観光客は高い方を払った方がいいと思います。
こういう、木のベンチみたいなところで見てもいいし、立ち見でもっと近いところで見てもいいのです。
あとで知ったのですが、このムエタイ、勝ち負けを賭けるんですね。
で、日本の競馬・競艇などだったら、勝負が始まったら賭けの変更はNGですが、タイのムエタイは始まっても数ラウンドまでは変更OKだそうなんです。
なので、1,2ラウンドで選手たちの様子を見て、そこで掛け金を変えたり、賭ける選手を変えたりということをしながら、楽しむ。これがムエタイの本当の楽しみ方らしいのです。
しかし、タイ語もわからず、習慣もしらない私は、この時点ではそんなこと知りません。
ムエタイにはずっと伴奏の音楽がつくのですが、それが試合の緩急に合わせて、あるいは試合の流れをリードするように、音楽を変化させていくのです。
私はその音楽と試合の関係が面白くて、最初はずっと演奏の方を見ていました。
これが演奏です。
映像は、試合開始前の踊りです。
こんな感じのゆるい音楽から、急に演奏者全員で息を合わせてテンポアップするので、見ているとかなりアガります。
さて、最初の数試合をかなり離れたところで見ていたので、こんどはちょっとリングのそばでみたいな、と思いはじめました。リングそばも、まあ盛り上がってはいるけれども、ちょっと人が集まっているぐらいだし、行ってみるかな。。。。。
しかしこの甘い判断がすぐに大変なことに(笑)
早速リングサイドの金網前に行ってみました。1,2ラウンドは、例によっておとなしいもので、さほど掛け声も上がりません。
でも、近くで見ているとキックが決まった時は、ビシ、と音がしたりして、結構緊張感があります。
なんてのんきに見ていると、3,4ラウンドあたりから、急に男の人たちが私の周りに集まり始めました。
試合中なのに、後ろの客席に向かって何やら手で合図を交わしています。
そう。
私の周りにいるのは、全員賭け屋で、後ろの客席のお客さんに向かって、賭け金についてお金のやり取りをしているのです。
あっというまにぎゅうぎゅうの押し合いになりました。大声や手振りで大変な騒ぎです。
・・・・私の周りの一角を中心に。
私は、最初こそパスポートやお金を取られないか心配になったのですが、おじさんたちを見る限り、私の財布よりは目の前の賭けにみんな心を奪われているようなので、金網に体をギュウギュウ押しつけられながら、試合を見ていました。
これが、一勝負終わったリングサイド。もう、けっこう人がハケていますね。
私は、この一番人がいるあたりでギュウギュウされていたわけです。
びっくりしたけど、面白い経験をしました。
大汗をかいたのですが、お腹がへっていたので、宿への帰り道の食堂で麺ものなど。
もちろんビールはシンハ、氷入りです。
タイでは、ビールを頼むときに何も言わなければ氷入りのグラスを出してくれます。
インドネシアとかでは氷でおなかを壊したという話をよく聞いたので最初は警戒していたのですが、今回の旅では、屋台でも氷についてはまったくトラブルはありませんでした。煮沸した水を使っているんでしょうね。
そして、屋台をふらふら。
こんなかわいい子供を見たりしながら、いろんな食べ物が並ぶ屋台を冷かしていきます。
カニ、かあ。
カニ、かあ。
少しおなかも余裕があったので、カニを食べることにしました。
すると、出てきたのは生のカニ。
これもソムタムなのかな???
しかしこれはさすがに、、、、、
旅の当初でおなかを壊すと悲しいので、カニ以外を食べましたが、きっとおいしかったはず。
カニは、お店の人に「おいしかったけどおなかいっぱいなので持ち帰ります」と言って、結局食べないことにしました。
近くのコンビニでヤキトリ味の、これはなんだろ、タラか何かの魚肉を平らにかためたものかな??、とにかくそういうものを肴にビールを飲んで、ぐっすり寝ました。
明日は、いよいよバンコクから離れて、アンパワです。