2013年04月01日

タイのコムデギャルソン、とお祈り。

さて旅の初日。去年の6月、タイはバンコクのチットロム駅に降り立ったところからのお話です。

タイのコムデギャルソン、とお祈り。
世界に誇る日本のファッションブランド、コムデギャルソン Comme des Garcons です。(フランス語なので、Garconsのc には本当はセディーユ(しっぽみたいなヒゲ)がつきます)
しかし、タイで最初に降りた駅で、いきなりコム デ ギャルソンの香水の広告ですよ。
なんだ、日本と変わらないじゃないか、なんて言わない言わない。


ギャルソンは、イメージ管理がかなり厳密なので、日本でポスター展開をするなんてかなりレアだし、


タイのコムデギャルソン、とお祈り。

ましてや街角に旗が並ぶなんて、かなり珍しい風景です。


ハイブランドのコムデギャルソン。いまや、その売り上げのかなりの部分を占めるのが、ちょっと安い価格設定(といってもTシャツで1万円はするけど)の「プレイ」ラインらしいのです。実際、東京のギャルソンのショップに行くと、中国、韓国などのアジア人が結構買い物をしたりしてます。

あと、ちょっと内緒ですけど、コムデギャルソン プレイのニセTシャツは何度かバンコクの町で見かけました。


まあそういうわけで、これは去年の6月、3種類の香水を同時に売り出すという、ギャルソンがけっこう勝負をかけた商品展開をした時の広告でした。
ちなみに、チットロム周辺はバンコクを代表するファッションビルが立ち並ぶおしゃれな一角だし、タイにギャルソンの店があるのはこの一角だけです。

タイのコムデギャルソン、とお祈り。
例のポスターが並ぶ街角。上の写真のところに並んでいるのは、屋台です。何の屋台かと言うと、、、、

タイのコムデギャルソン、とお祈り。
お祈りの用品一式。
こえrは私が買ったものですが、それだけでなく、果物とか花とか、実にいろいろなお供え物の屋台が出ていました。

チットロムの駅からすぐに、エラワン廟(ターオ・マハー・プラマ)という、バンコクでは最もご利益があるといわれる霊廟があるので、それを囲むように、屋台が並ぶのです。

ここはいわば、バンコクのパワースポット。
タイは仏教も強いですが、こういうおまじない・民間信仰も盛んなようで、早い時間から多くの人が線香を焚き、花を供えながらお祈りをしています。

タイのコムデギャルソン、とお祈り。
とはいえ、まだ8時前ぐらいだったので、押し合うほどのことはなく、ゆっくりとお祈りが出来ました。

近くのおばちゃんがお祈りする様子を横目で見ながら、祈り方を学習します。
線香に火をつけ、手に持ったまま拝んだり、廟の四方にお花を供えて、旅の安全をお願いしておきました。


タイのコムデギャルソン、とお祈り。
写真の上にちょっと見えているのが、BTSと呼ばれる高架を走る鉄道です。
なにしろ、バンコク一番のおしゃれスポットの一角にあるので、辺りには高層ビルや高そうなファッションビルが立ち並んでいます。


さて、エラワン廟でお祈りを終えた後、おなかもすいてきたのであたりをちょっと歩いたものの、屋台も見当たりません。
仕方なく、近くのファッションビルに入っているマクドナルドで朝食をとることにしました。

タイのコムデギャルソン、とお祈り。
入り口では、タイらしく、ピエロも手を合わせて挨拶していますね。
せっかくのタイでの1食目なので、タイ料理を食べたかったのですが、涙を呑んでハンバーガーセットに。

タイのコムデギャルソン、とお祈り。
味は普通すぎて、、、、(涙)。お値段はそれなりでした。
ほんと、旅先では食べ物も大事。毎回おいしいものを食べるということではなく、「新しいもの」を食べないと、ほんとうにもったいないし、テンションさがります。


ところで、タイの挨拶、たとえばこんにちはは、男性は「サワディー・クラッ」、女性は「サワディー・カー」と、話者の性別によって変わるそうです。
私は、そもそもタイに行くと決めたのが急だったので、語学の準備をする余裕もなく、現地の人に発音を聞いてみるのですが、どうも「クラッ」の発音が、うまく出来ないのです。
というか、耳で聞く限り、男性も「カ」と言っているように聞こえてしょうがない。というわけで、しかたなく、今後も挨拶はごまかしながらすることになります。

さて、このへんで現地時間の8時過ぎぐらいかな。まだお昼までだいぶありますが、そろそろ移動しないと、退屈になってきました。


ちなみに、私、旅の1週間目ぐらいに足がいたくなるぐらい、当初は歩き回っています。


たしか細野晴臣さんのことばで、「バンドのファーストアルバムにはテーマは必要ない、なぜならバンドが誕生したこと自体が事件で、その事件がテーマなのだから」というのがありました。
(セカンドアルバムからは、それぞれのバンドごとにいろいろなテーマを追求することになるのですが、とりあえず1枚目についてはね。)


それとたぶん同じで、旅の最初は、そこにいることが、そもそも事件です。
歩いても、道を聞いても、ちょっとつまみ食いしても、電話しても。あらゆることが事件なのが、旅です。





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Posted by しぞーか式。 at 21:31│Comments(0)イサーン式。
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